大阪市西淀川区

出来島

大阪市西淀川区

大阪市における北西の最果てに位置する街。大阪市西淀川区に属し、目の前の神崎川・左門殿川を渡った先は兵庫県尼崎市である。駅周辺は工業地帯に隣接する住宅地で、国道43号を挟んだ海側にはURの団地「サンラフレ出来島」、それから川の中州になった「中島地区」が広がる。昭和の時代に「西淀川公害訴訟」で問題になった地域だが、今も生活環境はあまり宜しくない。

歴史・街のうんちく

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街のツッコミどころ

阪神出来島駅のそばの、ちょろっとした商店街

出来島商店街/阪神出来島駅のすぐ東側にちょろっとした感じの商店街がある。いずれも土着民向けの喫茶店やラーメン屋、弁当屋やたこ焼き屋、それからライフ出来島店などが連なる、小さな商店街。この地域で買い物できるのはせいぜいこの付近しかない。

出来島駅西側の国道43号線を越えたところにある団地です

サンラフレ出来島/工場の煤煙と国道43号線の排ガスによる公害で苦しむ西淀川区にあるUR都市機構の大型団地。阪神出来島駅の西側、国道43号線のそばにあり、90年代に建設された団地である。環境の悪さに目を瞑れば、自家用車さえあれば地の利は良いので生活はしやすいのだろう。

西淀川区の離れ島的地域「中島」にはムスリム系コミュニティがある
【大阪人も知らない大阪】大阪市の最果て「西淀川区中島」には何があるのか【続・ニシヨドスタン】
今からはるか昔の江戸時代「江戸の八百八町」だとか「京都の八百八寺」だとか、その都市に多いものの特徴を例えた古い表現がある。かつての大阪は「浪華の八百八橋」と呼ばれ、町人達が自腹を切る事も厭わず自分達の生活や商売のために街のあちこちに橋を架け

ニシヨドスタン(中島)/西淀川区はムスリム系コミュニティが活発な地域である。2001年に西淀川区中島一丁目に「大阪出来島マスジド」(大和田四丁目にある大阪マスジドの前身)が開設されて以来、パキスタンをはじめとするイスラム文化圏の国々にルーツを持つ人々の拠り所となっている。中島にあったモスクには今もパキスタン系の中古車販売業者がある他、大阪イスラミックセンターがある。

かつては大阪市内にもハンセン病患者隔離施設がありましたよというお話

外島保養院記念碑/大阪市の外れ、西淀川区中島二丁目の工業団地の一画にフェンスに囲われてぽつんと建てられた記念碑。明治42(1909)年に設置されたハンセン病療養所「外島保養院」の歴史を残すものである。昭和9(1934)年の室戸台風で壊滅的被害を受け、その後開設された岡山の邑久光明園に機能を移転させた。

公共交通機関でのアクセス

阪神なんば線 出来島駅

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