大阪市浪速区大阪市西成区

動物園前

大阪市浪速区

日本最大の簡易宿泊所街(ドヤ街)で知られる「釜ヶ崎」と天王寺動物園の最寄り駅。初見ではどちらが“動物園”なのか分からないといったカルチャーショックを受ける観光客もいる程の場所だったが昔を思えば随分マイルドになったもんだ。実際夜になれば“リアルナイトサバンナ”が楽しめるスリリングな土地柄。大阪イチの裏名所・飛田新地への道のりには「飛田本通商店街」があり、お安く飲んで中国小姐とお喋りできる中華カラオケスナックが増殖中。

歴史・街のうんちく

鋭意制作中

街のツッコミどころ

商店街にこんなコト書いてるところなんか、飛田本通商店街くらいしかありませんよ

飛田本通商店街/御堂筋線動物園前駅前の山王交差点から南に入ったところに伸びるアーケード街。「動物園前一番街・二番街」の名称もあるが、正式には飛田本通商店街である。ここはジャンジャン横丁同様に飛田新地に向かう遊客が闊歩する“参道商店街”として栄えてきた歴史があるが、ドヤ街住みのナマポ老人の生活と憩いの場でもある。中華カラオケスナックが激増していて中国系店主が“中華街構想”を掲げている一方、元来の商店主との間で軋轢も生じている模様。

ニッポンの裏文化遺産と呼んでも差し支えない「飛田新地」もコロナ禍に苦しむ
【諸行無常】コロナ自粛中の「飛田新地」を見に行ったら妓楼が何軒か解体されていた件|逢阪
今年2020年というのは、日本人にとって終戦後75周年を迎えると共に、色街においては「売春防止法」が完全施行され全国の“赤線”が廃止された昭和33(1958)年からも62年もの長い年月が過ぎた年ということでもある。 赤線の中には、戦前の「遊郭」からの歴史を辿る土地も数多くあり、そうした場所からは「売春を行うための施設...
2025年大阪万博開催決定で脅かされる大阪名物「スーパー玉出」と「飛田新地」|逢阪
大阪人にとっては日産のカルロス・ゴーン逮捕よりもある意味強い衝撃が走ったであろう「スーパー玉出創業者逮捕」のニュース。 昭和53(1978)年にスーパー玉出を創業した前田託次氏(74)が、自社で土地建物を所有している飛田新地の料亭を売春目的であることを知りながら暴力団幹部に貸し、賃料収入を得ていたということで「組織犯...
飛田新地の撮影が一年にたった2日間だけ許されるという「夏祭り」とはどのようなものなのか|逢阪
大阪市西成区にある「飛田新地」。明治45(1912)年にミナミの大火で焼け出された難波新地乙部遊郭が移転して大正5(1916)年に開かれた飛田遊郭が前身で、戦後の売防法施行後も非公然の現役地帯として平成の世に生き続けている日本国内でも稀有な存在となっている。 ※Youtube動画「飛田遊郭」より これま...

飛田新地/明治末期「ミナミの大火」で難波新地乙部から追われた女郎屋の移転先。大正時代の遊郭の建物が戦災を免れて現存している文化遺産級の場所。特に「鯛よし百番」の建物は国登録有形文化財の指定を受けているが保存状態も悪くクラファンで修繕費用を募る。長引くコロナ禍や2025年万博開催といった要因で法的にグレーゾーンな“疑似恋愛”が楽しめる“料亭”もいつまで存続できるか怪しくなってきた。

こちらも街並み文化遺産。いつまで昭和が続いてるねん「新開筋商店街」
新開筋商店街
地下鉄動物園前駅から飛田本通商店街のアーケードを飛田新地に向けて南下していくと「パチンコニュー大阪」の店舗あたりで阿倍野再開発地区方面に分岐しているアーケード商店街がある。新開筋商店街というのだが、昭和30年代からそのままかいなと思うような

新開筋商店街/飛田本通商店街から分岐して飛田新地のすぐ北側を並行するアーケード商店街。駅から遠いロケーションもあってか代わり映えしない街並みがそのまんま昭和テイストを残していて独特の雰囲気を放っている。最近はこんなところにまで中華カラオケスナックが台頭する始末。

公共交通機関でのアクセス

地下鉄御堂筋線・堺筋線 動物園前駅/JR大阪環状線・大和路線・南海本線 新今宮駅/阪堺電気軌道 新今宮駅前停留場

近隣エリア

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