2019年、JRおおさか東線の延伸開業でこれまで市バスしか足のない鉄道空白地帯だった都島区北部・旭区西部に待望の“地元民の足”が登場。当初は駅名を「都島」(仮称)としていたが、谷町線都島駅からも相当離れていて不適当。最終的にはこの駅名で落ち着いた。駅名にもある「城北公園」は駅からさらに1キロ離れている。
歴史・街のうんちく
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街のツッコミどころ
蕪村通り商店街/都島区大東町。当地ゆかりの江戸時代の俳人「与謝蕪村」に因む名前の、大昔からある土着の寂れた商店街だが、目の前にJR城北公園通駅が出来たのでめでたく駅前商店街にグレードアップ。しかし相変わらず寂れた佇まいを残している。こちらの商店街組合はJR西日本に対して新駅名にずっと「蕪村」の二文字を入れるよう要求していたそうな。
リバーサイドしろきた/都島区毛馬町。鉄道空白地帯だった都島区北部にあるUR都市機構の団地。昭和50年代に建設され、南側にある「リバーサイドともぶち」と並んで大阪市内では数ある大規模団地地帯を成している。JRおおさか東線城北公園通駅が徒歩10分ほどの場所にできたため、今後住宅需要が伸びそうな感じがする。隣接地には市営住宅の団地(毛馬コーポ)もある。
赤川鉄橋/正式名称は「淀川橋梁」。淀川に架かる全長610メートルのトラス橋は城東貨物線が建設された昭和4(1929)年に架けられたもの。しかし線路は片側だけに敷設され、余ったスペースを大阪市が仮り受けて木造の「赤川仮橋」として使用、地元民の生活道路として長年使っていた。おおさか東線の延伸開業工事を前に2013年10月末で閉鎖。
桜宮高校バスケ部闇寮/2012年の暮れに起きた大阪市立桜宮高校バスケットボール部員男子生徒の自殺事件。顧問による日常的な体罰が生徒の命を奪った痛ましい事件だが、その全容が知られると“顧問”の暴走ぶりの異様さが際立つ。バスケ部顧問が学校に無断で私的に借り、部員生徒を集団生活させていた“闇寮”の存在が明らかになる。現在のJR城北公園通駅近くにある、こちらの賃貸アパートです。
赤三商栄街/旭区赤川三丁目。城北公園通「赤川三丁目」交差点の北側に伸びるローカルな商店街で、途中の「城北商店街」と十字状に商店街が広がる格好である。今まで鉄道空白地帯だったが故か場所の割には店舗の数も多く、決して栄えているとは言えないまでも地元民の需要で成り立ってきた感がある。ガチな韓国料理屋もあって、意外と抜け目がない。
公共交通機関でのアクセス
JRおおさか東線 城北公園通駅