JR大阪環状線と地下鉄中央線に加えて長堀鶴見緑地線が通る森ノ宮駅前から北西側には大阪城公園があり、駅付近は中央区・城東区・東成区の区境となっている。中央区側は文教地区となっている玉造に隣接していることもあって高級なマンションが立ち並ぶ一画で、日生球場の跡地がキューズモールになっている。城東区側は昭和の時代に建てられた「森之宮団地」があり、東成区側はコリアタウンとして発展した中道などがある。
歴史・街のうんちく
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街のツッコミどころ
ピースおおさか/大阪城公園の南側にある戦争博物館。主に大阪大空襲の被害資料などを展示しているが、一昔前は“南京大虐殺”や“慰安婦問題”など自虐史観に基づいた偏向的な展示物が多数あり、橋下徹市長時代に槍玉に挙げられた結果、展示内容を大幅見直しすることとなった。大阪市の公立校の学生はみんなここで自虐史観を叩き込まれて“日本は昔悪い事をしました”などと感想文を書かされる決まりになっていたのだ。今思えば異常でしたね。
森之宮団地/極東アジア最大の兵器工場「大阪砲兵工廠」が空襲で壊滅した跡に作られた旧公団住宅。特に森ノ宮駅に近い側の団地は昭和42(1967)年に建設された古いもので、その北側にある「森之宮第二団地」も昭和50年代に建設されている。全て合わせるとかなりの規模のマンモス団地なわけだが、付属する商店街が妙にしょぼい上に、団地内にスーパーが一切ない。生活利便性は微妙そう。
元町銀座街/東成区中道二丁目。森ノ宮駅から相当離れた場所にぽつんと残る古いアーケード街。入口の落ちそうな看板の横には焼肉屋、そして肉屋とキムチ屋が営業している程度で、近隣住民向けに細々と商売している食料品店があるくらいか。中道あたりは古くから在日コリアン集住地であったため、近隣には朝鮮総連の会館があったり、民族名が記された表札を掲げるお宅を数多く見ることができる。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄中央線・長堀鶴見緑地線 森ノ宮駅/JR大阪環状線 森ノ宮駅