通称「たにきゅう」。谷町筋と千日前通が交わる一角で、少し東にずれると近鉄線の大阪上本町駅があり、こちらは市電時代からの停留所名“上本町六丁目”から「うえろく」とも呼ばれる。近鉄の駅は戦前の近鉄の前身、大阪電気軌道時代からのターミナル駅で、今も近鉄百貨店を中心に商業施設が集積するエリアだ。
歴史・街のうんちく
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街のツッコミどころ
うえほんまちハイハイタウン/近鉄大阪上本町駅の真向かいにそびえる昭和54(1979)年築の再開発ビル。闇市上がりの商店街振興組合に加盟する200人以上もの商店主をとりまとめ再開発事業が進められた。ビルの内部は大阪DEEP案内をご覧になれば分かるが、グダグダの個人商店、オッサン臭しかしない地下飲食街などで占められている。
上本町の創価学会村/近鉄大阪上本町駅の北東部、天王寺区東高津町・味原本町付近一帯は創価学会施設が乱立する“宗教都市”の様相を呈している。東京・信濃町に次ぐ日本第二の「学会村」である。昭和の時代に建てられた団地で布教が盛んに行われた事から今も大阪で根強い信者が多いのは、毎度ながら公明党候補が“常勝”する選挙結果を見ても明らかだ。
生玉町/谷町九丁目駅の南西、毎年落語家が集まる「彦八まつり」でも馴染みのある生國魂神社とその周辺の寺町に凄まじい数のラブホ街が形成されている。あまりに露骨すぎる街並みだが、こんな場所のど真ん中に幼稚園まであるのだから大阪は凄い。良い子のみんなの知らない間で、生死をかける戦いが日夜繰り広げられているのだ!
大阪飯店/近鉄大阪上本町駅のそばに、某中華料理チェーン店ソックリの看板を掲げる怪しい中華料理屋ができたと話を聞いて見に行きましたが、コロナ禍のせいか速攻で潰れてました。本家に訴えられるレベルのパクリ看板で商売しても、そらあかんやろ。ちなみに西成にある“200円ラーメン”の大阪飯店とは何の関係もありません。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄谷町線・千日前線 谷町九丁目駅/近鉄線 大阪上本町駅