大阪市生野区大阪市東成区

鶴橋

大阪市生野区

近鉄線、地下鉄千日前線、JR大阪環状線が交わる大阪市東部のターミナル駅の一画を成す街だが、駅前一帯は“戦後のドサクサ”を地で行くごった煮商店街。日本最大級の在日コリアン集住地でもあることから夥しい数の韓国料理店、食材店が密集する“日本の朝鮮”とも呼べる街並みが広がる。駅のホームに出た瞬間に焼肉の匂いが漂っていて目隠しされていても「鶴橋だ」と分かるのはここしかない。駅周辺は生野区、東成区、天王寺区の区境となっている。

歴史・街のうんちく

街のツッコミどころ

駅前一等地は焼肉屋しかないコリアタウン鶴橋名物「焼肉ストリート」
鶴橋・焼肉ストリート
JRと近鉄の鶴橋駅前改札を降りて西側一帯にある「鶴橋西商店街」が所謂「焼肉ストリート」などと呼ばれている所で、この区画だけは狭い路地裏に焼肉屋ばかりが密集しまくっていて肉の焼ける匂いが日本一濃密な場所ではなかろうかと思う。駅のホームで漂うい

焼肉ストリート/正式名称は「鶴橋西商店街」。鶴橋駅の真ん前だが住所は「天王寺区下味原町」。通り一面焼肉屋ばかりが立ち並ぶ観光名所となっているが、ひと度火事が起きると大変なことになりそう。2021年12月には人気のホルモン焼肉屋「空」で火災発生、店舗の一部が焼けるなどもした。駅のホームが焼肉臭かったり、大阪環状線の駅メロが「ヨーデル食べ放題」(桂雀三郎withまんぷくブラザーズ)になっているのは、これが原因。

コロナ禍で逆に人気沸騰してしまった日本の朝鮮「鶴橋商店街」
今更だけど知っておきたい日本最大のコリアタウン「鶴橋」という街をざっくり説明する (2016年版)
島国である日本では、外国人観光客が当たり前のようになった現在を除いては元来は民族の多様性に乏しく、黒船の時代と比べてもまだまだ日本人の外国人に対する免疫や英語力というのはなかなか進まない。そんな国にある外国人コミュニティのうちで比較的歴史と

鶴橋商店街/コロナ禍で壊滅状態になったのが黒門市場だが、こちらは逆に“韓国旅行にも行けないし鶴橋でも行くか”と多くの観光客が殺到するようになった「鶴橋商店街」。大昔から在日コリアン集住地として様々な朝鮮食材の宝庫となっている場所だが、別に日本人向けの市場もあるので誤解なきよう。昔より勢い付いて看板までド派手になっとる。大阪の在日パワー凄いわ。

鶴橋の新大久保化が顕著に現れている疎開道路。梨泰院クラスもとい…

疎開道路/戦時中に空襲による延焼を防ぐ目的で家屋を立ち退かせて道路拡幅工事を行った事からこの名が付く、鶴橋駅東側を南北に通る道路。かつては寂しい通り道だったはずの場所だが、近年は鶴橋駅から御幸通商店街までにわたって“韓流観光地化”した勢いで、韓国料理店や食材店などが立ち並ぶ通りに変貌している。若い娘っ子が呑気に闊歩しているが、マンションの上から蟹のキムチ(ケジャン)が落ちてくるガチな街です。頭上注意。

公共交通機関でのアクセス

地下鉄千日前線 鶴橋駅/JR大阪環状線 鶴橋駅/近鉄大阪線・奈良線 鶴橋駅

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