大阪市都島区

京橋

大阪市都島区

京街道の起点に架かる橋「京橋」からは随分離れたところにある、大阪から京都に伸びる京阪電車の重要駅でもあり、JR大阪環状線・学研都市線・地下鉄長堀鶴見緑地線が交わる大阪市東部のターミナル駅の一つである。しかし駅を降りると猥雑さ極まりない街並み。“ええとこだっせ”のグランシャトービルの足元にはガラの悪い繁華街。一転、川一つ跨ぐとサラリーマンの勤めるOBPと大阪城公園。清濁併せ呑む街。

歴史・街のうんちく

街のツッコミどころ

京橋のランドマーク的存在「グランシャトービル」

グランシャトー/京橋駅前の一等地にそびえる古ぼけた佇まいの総合レジャービル「グランシャトー」。昭和46(1971)年創業、昭和の時代には“京橋はええとこだっせ”テレビCMがバンバン流れては中年以上のネイティブ関西オヤジの耳にタコが出来る程の代物。付属の中華料理「シャトー飯店」は2013年、キャバレー「香蘭」は2015年に閉店。現在はサウナ・パチンコ・ゲーセンが主力。

電波張り紙おばさん以前の京橋駅前の名物でした「ゴキブリマンホール」

ゴキブリマンホール/京橋駅前で専ら話題なのが支離滅裂な内容の張り紙を書いては行き交う人々に向けて訴えかける謎の「電波張り紙おばさん」だが、それ以前の名物だったのが「ゴキブリマンホール」。マンホールの穴に殺虫剤を吹きかけると大量のゴキブリが湧き出てくる衝撃の動画がネット上に拡散され、面白がってオフ会をやらかす連中も出る始末。2006年…もう15年以上前の話か…古いな…

京橋駅前の生ける都市伝説

電波張り紙おばさん/京橋駅を利用する人間は誰もが知るものと思われる、謎の「電波張り紙おばさん」。かれこれ10年以上は駅前に立っては意味不明の内容の手書きの張り紙を道行く人々に掲げ続けている。京橋以外でも梅田のJR・阪急間の歩道橋でも目撃情報があり、夕方の帰宅時間帯によく見かけられるようです。

居酒屋とよの真ん前にあるのが、有名な大阪七墓の一つ「蒲生墓地」

蒲生墓地/京橋名物となっている路上占拠系立ち飲み居酒屋「とよ」が営業しているすぐ裏手がなんと墓場。しかも江戸時代からの由緒ある“大阪七墓”の一つ「蒲生墓地」である。周囲は駅前一等地ならではで雑多極まりない呑み屋街の建物が一周していて傍目にも異様なのだが、地蔵や観音像などは江戸時代からそのまんま残るものらしい。

一周回って“エモい”と評判、現役バリバリの「ホテル富貴」
【ラブホ列伝】大阪・京橋の怪しい盛り場にそびえる孤高のレトロラブホ「富貴」に連泊してきた(追記・追加写真あり)|逢阪
関西、特に大阪には首都東京ですら歯が立たないような超絶な存在感を誇るレトロなラブホテルが現役で当たり前に生きていたりする。ともかくソッチ方面の文化は関西は特に強いし、失言宰相の異名を持つ森喜朗氏だって「低俗な風俗産業も必ず大阪から生まれる」とか言っていたし、低俗とは語弊があるが、まあ考え方によっては大阪はそういった文化...

ホテル富貴/京橋駅前のドピンクな歓楽街の中にある老舗ホテル。昭和52(1977)年に創業しているが、建物自体は昭和40(1965)年のものである。客室は当時の佇まいをそのままに残している事から、この手のホテルなら大概は場末化して常連の老人しか来なくなるものが、逆に一周回って“エモい”とレトロ愛好家な今どきのカッポーの間で評判になってしまっている。

餃子の王将でも、大阪王将でもない「大阪王」

大阪王/京橋駅近くの片町二丁目にある中華料理屋。よく見かける「餃子の王将」や「大阪王将」ではなく「大阪王」である。初見の段階でとてつもなくパチモン感漂ってきて不安になった方がいるとアレなので少し説明させて頂くと、どうやら大阪王将の創業者の親戚が暖簾分けして展開しているチェーン店という事らしい。大阪市内・阪神地域に10店舗以上展開。本店はこちら、かつて大阪王将の創業店があったのと同じ京橋です。

公共交通機関でのアクセス

JR大阪環状線・学研都市線 京橋駅/京阪本線 京橋駅/地下鉄長堀鶴見緑地線 京橋駅

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