大阪市住之江区大阪市住吉区

住吉大社/住吉東

大阪市住之江区

大阪屈指のどメジャー神社「住吉大社」の門前町。駅東側に出ると阪堺線の停留所を跨いで住吉大社があり、毎年の初詣シーズンで参拝者でごった返す。一方駅の西側は大阪市内最古の公園「住吉公園」。古くからの土着的な住宅地となっていて、住吉大社の東側にある南海高野線住吉東駅付近の一部地域を除けば公営住宅の類のものはそれほど見られない。ここも南海線の東西で住之江区と住吉区に分かれている。

歴史・街のうんちく

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街のツッコミどころ

住吉大社駅の西側は「住吉公園」

住吉公園/南海住吉大社駅の西側一帯に広がる都市公園。明治6(1873)年に設置された、大阪府の公園としては浜寺公園と並ぶ“最古の公園”だそうですが、地元民のおっちゃん達が昼間から集まって酒盛りしている“いつもの大阪”感満載な光景も見られる。戦前には南海本線や国道26号の建設などで公園の規模が縮小され、代替地として住之江公園が整備されたという経緯もある。

在りし日の阪堺線住吉公園駅。現在は駐車場になっております

住吉公園停留所/南海住吉大社駅のすぐ隣に“チンチン電車”の駅舎の跡がある。2016年1月31日に廃止された阪堺上町線住吉公園停留所のものだ。大正2(1913)年に設置されて以来103年にも渡って上町線の終着駅になっていた。宝くじ売場や飲食テナントなどが入っているのもあって駅舎自体は残っているが、プラットホームや線路が敷設してあった区間は駐車場に転用されていた。

住吉大社鳥居前に鎮座する電波チックな薬局は占いもやってます

三井薬草園薬局/住吉大社の鳥居前にある、何やら電波チックな張り紙を多数掲げて営業している、素人目には近寄り難いオーラを放つ薬局。ここで本業よりも有名になってしまいマスコミ露出も激しい「占いコーナー」…薬局のおばちゃんが貴方の運勢を占います。実際に占ってもらいましたけれども、今になって思えば結構当たってました。

安藤忠雄コンクリ打ちっぱなし建築シリーズ初期作品

住吉の長屋/住吉大社に程近い住宅地の中にあるコンクリートの箱のような家。昭和51(1976)年に建てられた安藤忠雄の“コンクリ打ちっぱなし建築シリーズ”初期作品である。僅か14坪しかない建物だが、その中央部に中庭が設けられていて、寝室からトイレに行くのに雨の日にはいちいち傘を差さなければならない仕様らしい。個人宅なので見学はこの通り、外部から眺めるだけである。

「差別との闘い」をテーマにした公共施設の壁画。2020年時点では残っていた

住吉青少年会館/南海高野線住吉東駅の東側一帯にある市営住宅群に囲まれて建っている「大阪市立住吉青少年会館」だった公共施設の体育館の壁に巨大なレリーフが残されている。沖縄県読谷村の彫刻家・金城実による作品で、既に解体された「旧住吉解放会館」の壁に掲げられていた「解放のオガリ像」と共に地域のシンボル的壁画になっていた。

公共交通機関でのアクセス

南海本線 住吉大社駅/南海高野線 住吉東駅

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