大阪市東成区の中心地域で、東成区役所や警察署などもある。かつては「今里ロータリー」と呼ばれたでかいロータリーがあった今里交差点には地下鉄千日前線と今里筋線の駅がある。駅北側にあるアーケード街「今里新道商店街」は隣の鶴橋と比べても寂れた佇まいだが、土着の商店が立ち並ぶ下町らしい街並みが見られる。ちなみに近鉄今里駅からはかなり離れていて、実質的には別の町である。
歴史・街のうんちく
街のツッコミどころ
地下鉄今里筋線／2006年に大阪市営地下鉄の8番目の路線として開通した「今里筋線」。これまでの路線とは違って大阪市中心部を通らず、かといって混雑する並行路線のバイパス的役割を担っているわけでもない意味不明さから開業時から赤字続き。莫大な建設費用も相まって“いらない子”扱いされている。終点の今里駅から南進して大池橋や湯里六丁目方面への将来の延伸計画も示されていたが、市の財政難からそれも実現しないまま民営化している。
東成しんみちロード／地下鉄今里駅から今里筋を少し北側に歩いた所にあるアーケード街。東成区では代表的な商店街の一つとのことだが、隣の鶴橋とは違って土着民向けの地味な佇まいとなっている。アーケード沿いに「今里新道商店街」「今里一番街」「神路商店街」と続いていて、全長約700メートルある。最近はここにもベトナム料理屋が出来ている。
今里新橋通商店街／今里交差点の南西、東成区民センターの横にある商店街。かつてはアーケード街だったが、2011年頃に取り払われ、見ての通りの淋しげな商店街となっている。法廷の場で“無敵の人”というパワーワードを世に広めた「黒子のバスケ脅迫事件」（2012年）の被告が生活していたワンルームマンションがある。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄千日前線・今里筋線 今里駅
