難波の隣接地にありながらもマイナー感拭えない大阪の下町エリア。近隣に伝統的な皮革産業地帯として歴史を歩んできた地域がある関係で、当地付近は革製品を扱う商店や工場が多数存在している。その他にもあまり観光客に知られていない「木津卸売市場」だとか、台湾系在日華僑の子供が通う「大阪中華学校」があるなど、すこぶる個性的な街だ。コロナ禍前までは外国人観光客向けの安宿密集地帯だった。
歴史・街のうんちく
鋭意制作中
街のツッコミどころ
靴のトミヤマ／その昔、家電と言えばニノミヤ、靴と言えばトミヤマと言われていた時代があった…記憶がある。中年以上のネイティブ大阪人であれば大国町駅前の交差点角にデデーンとそびえる「靴のトミヤマ」ビルに入って靴を買ったりした経験なら一度はあるだろう。90年代、大阪府内に積極的な出店攻勢を掛け8階建ての自社本店ビルを建設するも2002年5月に約80億円もの負債を抱え破産。現在は不動産屋等が入ったテナントビル。
大阪木津卸売市場／浪速区敷津東二丁目。江戸時代からの歴史がある民営の卸売市場で、水産・青果といった生鮮食品から業務スーパー、それからスーパー銭湯まで揃っている割には観光客にはあまり知られた感じのしない場所だが、普通に一般人でも海鮮丼を食ったりできる。2007年に市場の建物がリニューアルされ真新しくなっている。2021年にグルメ杵屋に買収されて同社の関連部門に位置付けられている。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄御堂筋線・四つ橋線 大国町駅／南海本線 今宮戎駅