大阪市中央区

大阪城公園

大阪市中央区

昭和58(1983)年に開設された、JR大阪環状線の中では新しい「大阪城公園駅」。駅名通りに、駅の目の前は大阪城公園が広がっており、反対側はJRと地下鉄の車庫があって、森之宮団地側に出る事はできない。目の前の第二寝屋川を渡った先には大阪ビジネスパークと“アパッチ部落”と称された住宅地が残っている。当地一帯は戦災で壊滅した大阪砲兵工廠の敷地である。

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街のツッコミどころ

大阪砲兵工廠時代から残る煉瓦造りの「化学分析場」の建物。廃墟のまんまでした

旧大阪砲兵工廠化学分析場/大阪城公園の北西側、京橋口付近に残る「大阪砲兵工廠」時代の遺構。大正8(1919)年に化学分析場として設置された建物で、戦時中の1トン爆弾による絨毯爆撃にも関わらず全壊を免れ残っていた。一時期は自衛隊施設にも使われていたり、建物周辺が駐車場になっていた時期もあったが、今では完全に廃墟と化しており近づく事ができない。

明治初期に作られた大阪砲兵工廠の荷揚げ門。天井に船を引き揚げるための滑車が残っている

荷揚げ門/大阪城公園向かいのOBPクリスタルタワー向かいの城見変電所付近から第二寝屋川越しに拝める大阪砲兵工廠時代の遺構「荷揚げ門」。明治時代から兵器工場として稼働していた砲兵工廠へ船から資材を積んだり荷揚げをするために当初は水運が頼りだった時期もあった。砲兵工廠が設置されて間もない明治4(1871)年に設置された当時のものがそのまま見られる。

大阪城公園の中で忘れ去られたように佇む謎の「顕彰塔」

大阪社会運動顕彰塔/大阪城公園駅前の商業施設「ジョーテラスオオサカ」の裏手付近にぽつんと佇む顕彰塔。昭和45(1970)年、大衆運動・人権活動等の物故者を顕彰する目的で当時の政財界や、とりわけ社会主義政党・労働組合・その他諸々の革新勢力等のカンパで建てられたものだ。老朽化で2020年に上屋が解体され今の姿になっている。

公共交通機関でのアクセス

JR大阪環状線 大阪城公園駅/地下鉄長堀鶴見緑地線 大阪ビジネスパーク駅

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