大阪市浪速区

芦原橋/今宮

大阪市浪速区

全部で19駅あるJR大阪環状線の中で“一番寂しい駅”、“降りたことがない駅”との評が昔から絶えない芦原橋駅。“渡辺村”の時代から脈々と続く皮革産業地帯だった歴史的経緯もあって駅のホームには「人の心を傷つける差別落書をなくしましょう」と書かれた看板が掲げられていた。近年は駅前の再開発が進み、ナントカ会館的な建物やらが分譲マンションなどに建て変わり、街の雰囲気も変わりだしてきたようだ。この近隣には同じく大阪環状線と大和路線の今宮駅がある。

歴史・街のうんちく

鋭意制作中

街のツッコミどころ

浪速区浪速西・浪速東、「西浜」という地域名がある

旧渡辺村/江戸時代から日本の皮革産業の歴史にその名を刻む渡辺村。その歴史的経緯から近代以降“差別と闘ってきた”という理由から、高層の市営住宅が多数林立する街並みが広がっている。一方で人口流出も激しく、地域の子供が通っていた「大阪市立栄小学校」は生徒数の激減や施策見直しの結果統廃合され“もと浪速青少年会館”の建物に移転するなどしている。

国内でも珍しい“人権”をテーマにした博物館、2020年5月で閉館
不要か?必要か?!芦原橋にある存続危機の「大阪人権博物館」に行ってきた 
この記事は2012年12月の人権週間に併せて公開予定でしたが、諸事情あって遅れて今更の公開となったものです。博物館の展示内容は2014年現在変更があるかも知れませんのでその点了承下さい。 大阪市の行政と切っても切り離せないのが同和問題。江戸
【消える負の遺産】大阪府市の同和行政の象徴!35年間の歴史に幕を閉じた「大阪人権博物館」最後の日|逢阪
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大阪人権博物館/浪速区浪速西三丁目。大阪市立栄小学校(第三期)の敷地に建設された「日本唯一の人権博物館」。事業的性質から昭和60(1985)年の開館以来長年“補助金漬け”になっていたのが橋下徹市長・松井一郎知事時代に全額カットされ自力での運営を余儀なくされていた。2020年5月に閉館し土地を大阪市に明け渡した後、当初は2022年頃と言っていた、場所を変えた上での再開の目処は現状立っていないようだ。

ゴーストタウン化していた市営住宅下のショッピングセンター

なにわ買物センター/芦原橋駅近くの新なにわ筋沿いにある市営住宅「浪速第六住宅1号館」の下にあるショッピングセンター。地域住民のための公設市場的な立ち位置の場所だったのは明らかだが、かなり前から空き店舗だらけで“ゴーストタウン化”していた。ホルモン屋や喫茶店、オバ服屋なんぞが適当に入っていて以前はこの通りの状況だったが、2021年時点で屋内通路が閉鎖されて入れなくなっていた。

公共交通機関でのアクセス

JR大阪環状線 芦原橋駅/JR大阪環状線・大和路線 今宮駅/南海汐見橋線 芦原町駅・木津川駅

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