大阪市阿倍野区

阿倍野

大阪市阿倍野区

天王寺駅前から600メートルしか離れていないところに谷町線の駅がもう一つある。谷町線延伸開業前に廃止された南海平野線阿倍野駅の代替駅である。ここは阿倍野再開発事業のうち初期に完成した複合ビル「あべのベルタ」が駅と直結している。飛田新地へは天王寺駅ではなくここから歩いていった方が近い。再開発地域にマンションが立ち並ぶ、阿倍野区旭町三丁目にある大阪市立金塚小学校は隣接する西成区山王三丁目(飛田新地)も学区に入っている。校舎の隣が“現役の遊郭”という、抜群の教育環境だ。

歴史・街のうんちく

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街のツッコミどころ

阿倍野再開発事業初期の複合ビル「あべのベルタ」中は結構寂れてきててヤバい

あべのベルタ/40年以上にも渡って続いてきた阿倍野再開発事業のうち初期に工事が進められ昭和62(1987)年に完成した複合ビルがこちら。難波のオタロードが無かった時代にはアニメイトなんかが入居していた施設だが、陳腐化・老朽化が進んでおりテナントが抜けて寂れ方が酷くなっている。北隣にキューズモールなんか建てちゃったから、殆ど存在意義が無くなり掛けている。これも莫大な赤字を生み出した、バブルの負の遺産。

再開発地域のタワマンの真下に銭湯があるという斬新スタイル「湯処あべの橋」

湯処あべの橋/あべのキューズモールの真裏、阿倍野再開発地区のタワーマンション「あべのグラントゥール」の一角になんと街場の公衆浴場がデデーン。浴槽には天然温泉が使われており、大阪市港区にある「テルメ龍宮」から源泉を運んで使っている。それはいいが隣が西成という場所柄なのか「刺青OK」で、悶々を付けた親分子分が身体を洗っていたのをリアルで見たのが記憶に残っている。10年以上前の話ですけどね。

バブルの負の遺産を眺めながら天王寺から飛田新地への散歩道「あべのマルシェ」

あべのポンテ&あべのマルシェ/阿倍野再開発地区のうち、キューズモールの裏手から飛田新地寄りにある一画。西成区側の新開筋商店街から連なるような形で商店街が整備されているが、いかんせんバブル期の設計でやたら豪華に作られた割には寂れまくっている。名前の割に全然“マルシェ感”ないのがツッコミどころです。

公共交通機関でのアクセス

地下鉄谷町線 阿倍野駅/阪堺電気軌道上町線 阿倍野停留所

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