大阪市此花区の沖合に浮かぶ人工島「舞洲」「夢洲」。バブル期前後の大阪市の放漫財政で莫大な公金を投じて作られたゴミ処理場や運動施設、浮体式旋回可動橋などがある反面、地下鉄は一切通っておらず、市街地からのアクセスはすこぶる悪い。住宅などもないため人口もゼロ。将来性を挙げるとすれば2025年開催予定の万博会場、またはIR計画予定地となっていることくらいか。
歴史・街のうんちく
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街のツッコミどころ
舞洲工場/人工島「舞洲」に入ったすぐ左手側にそびえる日本一ド派手なゴミ処理場。総事業費609億円を掛けて2001年に建設され、税金の無駄遣いの象徴とも批判の的にもなった。世界的芸術家であるフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーのデザインで、氏の遺作にもなった“傑作”でもある。この向かいには兄弟船的存在の「舞洲スラッジセンター」もある。
夢舞大橋/舞洲と夢洲の間を結ぶ“世界初の浮体式旋回可動橋”。総工費635億円を掛けて無人島と無人島の間にゴッツイ橋を架けたと、これもゴミ処理場同様に税金の無駄遣いと叩かれておりますが、2001年の開通から8年後に「夢咲トンネル」が開通して南港側と繋がった事でようやく往来可能なルートが出来た形になる。夢洲は万博会場やIR誘致の予定地とされている。橋の付近は釣り場として重宝がられている。
夢洲/大阪南港(咲洲)と舞洲の間、大阪港の沖合にもう一つある人工島。本当は2008年に誘致するはずだった大阪五輪の開催予定地だったが最下位で落選してしまい、今でもコンテナヤードとセブンイレブン以外に何もない不毛の島となっている。2025年「大阪・関西万博」会場予定地となっているが、それに先立って2022年現在、地下鉄夢洲駅(仮称)の建設工事が行われている。
公共交通機関でのアクセス
JR大阪環状線 西九条駅/阪神なんば線 西九条駅 ※路線バス利用