大阪を代表する超ロングアーケード街「天神橋筋商店街」がある街。梅田のすぐ隣にありながらも生活感が濃ゆい下町風景が広がっている一方で近年はタワマンの建設も盛んになっている。扇町公園はその昔ホームレスの溜まり場として荒れた姿を晒していたが、隣接するキッズプラザ大阪とも相まって子育て中のタワマン新住民も増えてきた。
歴史・街のうんちく
古くから大阪の数ある下町の一つとして発展していた地域。毎年夏の恒例行事である「天神祭」の時期には大勢の人々が押し寄せる。
街のツッコミどころ

天神橋筋商店街/全長2.6kmある、日本一長いアーケード街として全国的に知られる商店街。大阪市内においても代表的な存在で、地元の買い物客に留まらず観光客の姿も多い。人通りの多い都心部にあるためか、比較的チェーン店多めで街並み的には面白味に欠けるが、JR天満駅北側付近は戦後のドサクサ的佇まいの市場や飲食街が固まっていて、猥雑さを醸し出している。


天満市場
JR大阪環状線天満駅は、大阪駅のすぐ隣にありながら天神橋筋商店街やら何やらがあって下町情緒に溢れる駅前風景があるが、江戸時代からの歴史がある天満市場もまた駅の近くにある。大阪中央卸売市場が設立される昭和6(1931)年までこの土地に「天満青
天満市場/北区池田町。JR天満駅のすぐそばにある雑然とした雰囲気の市場。江戸時代からの歴史があり、戦後、東洋紡績の工場跡地に天満市場が設立され、現在はタワマンと一体化した複合施設「ぷららてんま」になっている。鶴橋同様の闇市上がりの雰囲気を留めるも、都心部にある事から近年はシャレオツな“バル”が増殖して雰囲気が変わっている。


舞洲工場だけではない、大阪市にあるもう一つのフンデルトヴァッサーデザイン「キッズプラザ大阪」
オーストリア出身の有名建築家「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー」(1928-2000)が手掛けた数々の建築作品のうち、大阪において最も知られているのが此花区の人工島「舞洲」に鎮座する「舞洲工場」「舞洲スラッジセンター」の二大建築物で
キッズプラザ大阪/1997年、扇町公園の一角に総事業費266億円を掛けて建設されたバブリーな箱物。元々は大阪市の土地信託事業として整備されたものだが後に関西テレビの本社社屋となった。“こどものための博物館”とあって、一言で申せば大型室内プレイスペースを中心とした子連れスポット。ここに舞洲工場同様にフンデルトヴァッサー作品が大型遊具になったフロアがある。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄堺筋線 扇町駅/JR大阪環状線 天満駅
当駅最寄りの施設
- 天神橋筋商店街(4~6丁目)
- 天五中崎通商店街
- 扇町公園、キッズプラザ大阪
- 天満市場、ぷららてんま