天王寺・鶴橋といったDEEPタウンに挟まれつつも、特にこのエリアは「天王寺区真法院町」という大阪市内では“隠れた高級住宅街”とされる地域だとか、文教地区を有している性質からか、雰囲気がちょっと“いつもの大阪”の下町らしくないところもある。しかし一方で駅の東側はというとコリアタウンの生野区。桃谷商店街のアーケードを抜けた先は新大久保化著しい「御幸通商店街」である。
歴史・街のうんちく
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街のツッコミどころ
桃谷商店街/JR桃谷駅の改札を下りた真ん前に広がるアーケード街。「桃谷駅前商店街」「桃谷中央商店街」「桃谷中央東商店街」に分かれている。駅に近い側はチェーン店も多いが全体的には個人商店が殆どで、狭い通路にチャリに乗ったまま行き来する下町民が見られる“いつもの大阪”仕様。全長500メートル程のアーケードを抜けた先は所謂「疎開道路」である。
桃谷温泉通商店街/桃谷駅前商店街のアーケードを南に外れたところにある商店街。その名の通りに銭湯「桃谷温泉」があり、ここから南側にある「プール学院中・高校」の通学路にもなっているため同校の生徒が行き来する姿が目立つ。ほんの短い区間でしかない商店街だが、古びたアパートや韓国系キリスト教会なんぞもあり、雰囲気が「ザ・大阪」という以外の何者でもない。
御幸通商店街/生野区桃谷三~五丁目。鶴橋駅・桃谷駅からそれぞれ徒歩10分以上、疎開道路をトボトボ歩くと辿り着くガチコリアン商店街。昔は地元のオールドカマー在日コリアン向けのローカルな商店街でしかなかった場所だが、2010年代以降急激に観光地化が進む。コロナ禍で逆に“韓国に行けないから”と観光客が押し寄せるバブル現象が起こり「生野コリアタウン」の通称で呼ばれるように。2022年1月には3つの商店街組合が統合された。相変わらずカオスな街である。
公共交通機関でのアクセス
JR大阪環状線 桃谷駅