野田阪神駅から野田新橋筋商店街のアーケードを抜けた先の一帯。JR大阪環状線の野田駅と地下鉄千日前線の玉川駅が近接している。駅南側には大阪人の胃袋を支える「大阪市中央卸売市場」があり、そこから船津橋を渡ると北区中之島である。都心部にも近いが、昔ながらの狭小家屋が連なる下町風景がほとんどだ。
歴史・街のうんちく
街のツッコミどころ
激安過ぎる大阪地卵の10円自販機
大阪と言えば庶民の町であり貧民街、デフレ経済の最先端もまた大阪から始まる。激安と名のつくものは大阪ではすなわち正義であり、たちまち大阪の街に君臨した「スーパー玉出」の存在などは貧乏に喘ぐ庶民の味方、まさしくヒーローそのもののようだ。
大阪地卵の10円自販機/大阪市中央卸売市場の正門に近い一角に店を構える「大阪地卵」。元々は鶏卵の卸売業者だが、食品や飲料の卸売を手広く展開している。それでここの名物が「10円自販機」と呼ばれる代物。恐らく売れ残り商品となった飲料を採算度外視で捌いているのだが、それ欲しさに群がるボンビーな買い物客の姿が跡を絶たない。やはりこの場所は大阪の本気を感じずにはいられない。
公共交通機関でのアクセス
地下鉄千日前線 玉川駅/JR大阪環状線 野田駅