大阪臨海部、大阪市と尼崎市に挟まれた、なんとも幸薄い感じの下町にある、阪神なんば線のおめでたい名前の駅。西淀川区福町に属しており、隣の伝法駅と並んで淀川最下流部にある鉄道駅となる。海側には大阪市内でも珍しい漁港(大福漁港)が残る一画もあり、淀川製鋼所などの工業地帯や矢倉緑地という謎の公園もある。それから姫島側を見ると朝鮮学校もある。
歴史・街のうんちく
街のツッコミどころ
大福漁港/阪神なんば線福駅から海側に1キロのところにある漁港。対岸の此花区伝法にあるものと含めて大阪市内に残る漁港の一つ。大野・福町の両地区名を取って美味しそうな名前になってしまっているが、漁港の外れには半ば海中に沈みかけている不法建築のバラックなどが見られ香ばしい。その向かいは“ヨド物置”で有名な淀川製鋼所大阪工場だ。
【もはや秘境】徒歩かチャリでしか行けない、大阪市の外れにある謎の公園「矢倉緑地」を訪ねる【三密は無縁】
年末年始の感染拡大によってピークを迎えたコロナウイルス“第三波”によって「緊急事態宣言」が発出されてから二ヶ月近く、ようやく関西2府1県では感染者の減少傾向からその宣言が解除される見通しとなっていて、最近やけに春めいてきた感じもあって、この
矢倉緑地公園/西淀川区西島二丁目。淀川・神崎川河口部にある都市公園だが、鉄道駅からも遠く、おまけに車が入り込めない通路の先にあるため、大阪市内屈指の秘境とも言えるロケーションである。公園利用者はここにチャリで来られる地元民くらいか。大阪市内で唯一天然の干潟が残っている場所でもあり、周囲の眺望は抜群であることは言うまでもない。
公共交通機関でのアクセス
阪神なんば線 福駅