大阪市阿倍野区

昭和町

大阪市阿倍野区

大阪市内を走る地下鉄のうち“大動脈”とされる御堂筋線もその電車の半数が折り返す天王寺駅を過ぎると車内の雰囲気が一変し、次の昭和町駅で降りると呑気な下町風景が広がっている。駅の東側に「文の里商店街」「昭和町二丁目商店街」といったアーケード街も見られるがいずれに鄙びた感じが凄まじい。地下鉄谷町線文の里駅も近接している。

歴史・街のうんちく

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街のツッコミどころ

地名も昭和町だし街並みも昭和そのまんまでんがな的な商店街

昭和町二丁目商店街/御堂筋線昭和町駅のすぐ近くにあるローカル臭満載な下町商店街。全長100メートル程しかなく土着民向けの食料品店が一通り並んでいるだけの素朴な商店街だが、松虫通を挟んで北側の文の里商店街が続いていて、そのままアーケード沿いに谷町線文の里駅前に抜けられる。

大阪市厚遇問題で槍玉に上がった福利厚生施設・阪南パラドームも今は宗教施設に
【大阪市無駄物件図鑑】大阪市職員福利厚生御殿「阪南パラドーム」が統一教会施設になってしまった件
大阪・阿倍野区。地下鉄昭和町駅を降りて、西の路地に入った住宅地の一角に、場所柄に合わないゴツイ建物がある。かつて大阪市教職員互助組合の福利厚生施設として使われていた「阪南パラドーム」と名付けられていた建物だ。

旧阪南パラドーム/阿倍野区阪南町二丁目。1996年に大阪市教職員互助協会の福利厚生施設として20億円掛けて建てられた「阪南パラドーム」と呼ばれていた建物がある。しかしそれから僅か10年後、職員厚遇問題の報道により市民の批判を受けて閉鎖を余儀なくされ、跡地は「統一教会」(当時の正式名称は宗教法人世界基督教統一神霊協会)が買収、今もなお同教団による西日本最大の布教拠点として活用されるに至る。

池のど真ん中に住宅地があったりする「桃ヶ池公園」

桃ヶ池公園/阿倍野区桃ヶ池町。太ももの形をした池だという事で「股ヶ池」という名前の池があり、後から股ではなく桃の字が充てられるようになった。ここには「桃ヶ池公園」があって地域住民の憩いの場でもある場所だが、池の中に島のように浮かぶ公園があったり、はたまた住宅地があったり、ちょっと変わった風景が見られる。公園の外れにある「股ヶ池明神」は聖徳太子が大蛇の怪物を討った後、その祟りを鎮めるために「おろち塚」が建てられたといった伝承がある。

公共交通機関でのアクセス

地下鉄御堂筋線 昭和町駅/地下鉄谷町線 文の里駅

近隣エリア

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