大阪市東住吉区

田辺/北田辺

大阪市東住吉区

天王寺から谷町線で二駅。文の里や阿倍野同様、元々ここは南海平野線田辺停留所があったところで、今も地下鉄の駅があるわけだが、駅前があまりに寂しすぎて泣けてくる。変な名前のラーメン屋くらいしか食う場所がない。駅から北東方向へ少し歩くと近鉄南大阪線の北田辺駅、南西方向にはJR阪和線の南田辺駅があり、それぞれ古くからの歴史がある集落(旧住吉郡北田辺村・南田辺村)が形成されている。

歴史・街のうんちく

街のツッコミどころ

南田辺村の激廃れアーケード街「南田辺本通商店街」

南田辺本通商店街/旧南田辺村域の古い市街地にあるアーケード街。全長400メートル程度あるが、古い個人商店がぽつぽつ残っている程度でおしなべて寂れっぷり極まっている。アーケード街の中程から西に外れると、「田辺」の地名由来である渡来系氏族・田辺氏にゆかりがある地域の鎮守・山阪神社がある。

郵便局員さんやアマゾンの配達員さんもこのマンションの名前見たら苦笑いちゃいます?

セスタ北田辺/駅前なのに何もない谷町線田辺駅のそばにあるマンション。どうもポルトガル語で「金曜日」を指す言葉だというんですが、見た目にギョッとしそうなキワドイ文字列が入っておりまして、さすが大阪やな!ガハハと笑うしかないんですが、賃貸で空き物件も出ておりますので、お好きな方は入居申込されてみては如何でしょう。

駅前なのに何なんだこの寂れっぷりは!「北田辺商店街」

北田辺商店街/近鉄南大阪線北田辺駅前に連なるアーケード街。「ファミリー北田辺」「北田辺一番街」「新道商店街」と複数の商店街に跨っている。しかし駅前一等地なのにかなり寂れた佇まいを見せており、もはやファミリー感も皆無。土着の後期高齢者が細々と買い物をするだけの空間である。各所で目にする「ときめき夢どうり 愛LOVE北田辺」と書かれた看板に哀愁。

開高健さん、こちらのご出身でしたか

開高健文学碑/近鉄南大阪線北田辺駅を降りて目の前の寂れたアーケード街を前に置かれているこちらの記念碑。昭和の文学作家・開高健はこの北田辺に7歳の時に転居し大阪市立大学法学部を卒業、作家活動を本格化させるまでの間暮らしていた。アパッチ部落に焦点を当てた「日本三文オペラ」は氏の出世作の一つ。

公共交通機関でのアクセス

地下鉄谷町線 田辺駅/近鉄南大阪線 北田辺駅

近隣エリア

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